今回は大阪府四條畷市にある四條畷神社です。
『なにわ七幸めぐり』の一つになっています。
四条畷神社の最寄り駅はJR学研都市線の四条畷駅です。
大阪方面からだと
京橋駅⇒快速で約15分・普通で約20分⇒四条畷駅
四条畷駅の西出口を出て、一筋西側の通り(山とは反対の方)に出て、5分ほど歩くと
楠木正行公の御墓所があります。
楠木正行は南北朝時代の武将で、1348年にこの地で行われた四條畷の戦いで足利側の高師直・師泰兄弟に敗れ自害しました。
この御墓所には樹齢600年を超える楠木の巨木があり、大阪府の指定文化財になっています。
この御墓所から山の方に進むと、四條畷神社があります。
学研都市線の線路を越えるまでは商店街が続きます。
ちなみに御墓所がある辺りの町名は四條畷市楠公(なんこう)といいます。
楠木正行の父である楠木正成が大楠公と呼ばれていたのに対し、正行は小楠公と呼ばれていました。
今なお楠木正行の名前がこの地に残っています。
学研都市線の線路を越えると、四條畷神社前の交差点に到着します。
この辺りから住宅地になり登り坂が続きます。
ちなみに別格官幣社とは国家のために亡くなった武将などを祀っている神社の事で明治政府により創設されました。
四條畷神社の創建も1890年と新しいのはそのためです。
関西では楠木正成を祀る湊川神社(兵庫県神戸市)や藤原鎌足を祀る談山神社(奈良県桜井市)などが有名です。
四條畷神社前の交差点から約10分ぐらいで四條畷神社の鳥居に到着しました。
鳥居を過ぎると長い石段が待ち受けています。
秋になると紅葉が綺麗に色づきます。
石段を登り左に進むと拝殿と楠木正行を祀る御本殿が見えます。
拝殿の右前に「桜井の別れ」の石像があります。
湊川の戦いを前に父・正成(右)から後醍醐天皇から賜った短刀を息子の正行に渡している様子が石像になっています。
桜井(現在の大阪府三島郡島本町)で泣く泣く別れた正成はこの後の湊川の戦いで足利尊氏に敗れ自害しました。
四條畷神社も御朱印です。
先ほどの桜井の別れの石像の向かいにある社務所でいただけます。
正行の御墓所を巡ると少し遠回りになり、四條畷神社まで約30分ぐらいかかりますが楠木正行ゆかりの地の名所を巡ってみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございます!
〈まとめ〉
◯最寄駅
JR学研都市線 四条畷駅(JR−H34)
⇒徒歩約15分
◯参拝時間
日の出〜日没
◯参拝日
2018年8月10日
◯拝観料
なし
◯巡礼
神仏霊場巡礼の道 第61番(大阪20番)
なにわ七幸めぐり 六の幸
◯駐車場
あり(無料)